「あなたはもう私の妻なんですよ」ただの契約結婚のはずなのに、どうしてそんなに切なそうに私を抱きしめるんですか――?父とふたりで定食屋を切り盛りしているひまり。ある日、父が倒れてしまい店は存続の危機に。そんなとき突然現れた政治家の男が、店の援助と引き換えにひまりとの結婚を申し出て!?どこか見覚えのあるその顔は…もしかして常連の修司?いつもボサボサ頭でやってきて美味しそうに料理をたいらげる彼が、メディアでよく見るエリート議員だったなんて…。冷徹で強引だけど、ひまりにだけは優しい笑顔を向ける修司。そんな修司にひまりの心が惹かれ始める―。