フィギュアスケート男子シングルで五輪連覇を果たし、「絶対王者」と呼ばれた羽生結弦氏の競技人生を長く取材してきた記者・田中充によるノンフィクション。2012年から22年までの10年間の戦いと、プロとして進化を続けた約1年の日々に焦点を当て、取材メモを掘り起こし、スポーツという枠を超えた偉大なアスリートの軌跡を描く。■目次第1章 旅立ちのとき第2章 若き五輪金メダリストの誕生第3章 孤高の「絶対王者」第4章 王者を襲った最大の試練第5章 66年ぶり、五輪連覇の歓喜第6章 4回転アクセル、不屈の闘い第7章 意地とプライドの北京五輪■著者田中 充尚美学園大学スポーツマネジメント学部准教授。スポーツライター。1978年、京都府生まれ。早稲田大学法学部卒業、同大学院スポーツ科学研究科修士課程修了。地方紙を経て、2003年産経新聞社に入社。スポーツ報道に携わり、11年からフィギュアスケートを担当。14年ソチ、18年平昌の両五輪を現地で取材した。2023年4月より現職。現在もフィギュアスケート関連の記事などを寄稿する。