現代文学の最前線に立つ姉弟の対話ロシア文学者・奈倉有里と、小説家・逢坂冬馬。文学界の今をときめく二人は、じつはきょうだいだった! 姉が10代で単身ロシア留学に向かった時、弟は何を思ったか。その後交差することのなかった二人の人生が、2021年に不思議な邂逅を果たしたのはなぜか。予期せぬ戦争、厳しい社会の中で、我々はどう生きるのか? 縦横無尽に広がる、知性と理性、やさしさに満ちた対話が一冊の本になりました。◇目次◇はじめに――逢坂冬馬PART1 「出世しなさい」がない家 FamilyPART2 作家という仕事 LiteraturePART3 私と誰かが生きている、この世界について Worldおわりに――奈倉有里