きっかけは些細なことだった。自宅にやってきた配達員の男が、私の身体を値踏みをするように見つめてきて……。それきり私は、男から注がれる性欲まみれの視線を感じることで興奮するようになってしまった。快感を求める私はわざと露出度の高い服装をしたり、下着を付けずに外出するようになり……。そして今日も、エアコンの修理のために業者が来ることを分かっていて「こんな」格好をしている。しかも今日は部屋で二人きり……今までにないシチュエーションに、胸の高鳴りがおさまらない。業者がエアコンの修理を始めると、私は彼に気付かれないように下着の紐をほどき始めて……。「見られちゃうわ…本当の私を……」