続々重版を重ねている「肝臓から脂肪を落とす」シリーズ第3弾。待望の「お酒と甘いものとの付き合い方」です。お酒には誤解がいっぱいで、肝数値の改善と肥満予防のためには、糖質が多いビールを避けて、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒や、糖質が少ない赤ワインなどなら、量はさほど気にしなくてもいいと思われています。しかし、それは大間違い。アルコールには脂質と同等のカロリーがあって、ハイボールにして飲んだとしても、度数が高いと太ってしまいます。ワインもグラス2杯は、おにぎり1個分以上のカロリー。つまり、お酒を飲むことは、4度目の食事をしているのと同じです。では、どのぐらいまでなら飲んでいいのか?それは遺伝で決まっています。目安は、お酒を飲んで赤くなる人は純アルコール40グラムまで、そうでないなら60グラムまで。さらに、無理な断酒を目指すより、体質にあった減酒が、一生、晩酌を楽しめるコツです。本書では、ガマンなく続けられる、実践的な飲み方ノウハウを丁寧に解説しました。こうしたお酒との付き合い方は、「甘いもの」にも通じます。食べ始めたら止まらないスナック菓子の秘密、昨今、話題の人工甘味料のリスクもお伝えします。そして、できるだけマンガ化、図版化して、見ればわかる構成です。もちろん、情報はすべて専門医が教える、最新のエビデンスに基づいたもの。著者が指導する「スマート外来」では、3か月で5キロやせる患者が8割です。晩酌もご褒美スイーツもない人生はつまらないですよね。無理のない、一生楽しめる飲み方、食べ方が、きっと本書で見つかります。