テレビが輝いていた1970 年代から80 年代…。少年たちをとりこにしたのは、レビ各局で毎日のように放映される「テレビ洋画劇場」だった。テレビ朝日系列の「日曜洋画劇場」、TBS 系列の「月曜ローシショー」、日本テレビ系列の「水曜ロードショー」、テレビ東京の「木曜洋画劇場」など、各局は競い合うようにして、世界の名作をお茶の間に届けてくれた――だが、しかし…、ときにはその熱意が暴走し放送コードスレスレの作品が放映されてしまうことも。強烈な男色シーンにお茶の間が凍りついた『脱出』、変態描写に血の気が引いた『地獄に堕ちた勇者ども』、日米合作の残酷ドキュメンタリーに戦慄した『アメリカン・バイオレンス』、3日前からウキウキで眠れなかった『女囚暴動』などなど、昭和のテレビを彩ったトラウマ級の映画を振り返る!