あらすじ正統派ハードボイルドの巨匠レイモント・チャンドラーの中短編全集第3巻。本巻には、マーロウものを含めた中編3編「ペイ・シティ・ブルース」「真珠は困りもの」「犬が好きだった男」に、異色の短編「ビンゴ教授の嗅ぎ薬」そして「待っている」を収録した。「タフでなければ生きていけない、優しくなければ生きている資格がない」この名文句を吐き、ロサンゼルスのネオン街を歩き去る不朽の主人公フィリップ・マーロウは、現代人の一つの憧れでもある。