DV、モラハラ、浮気、貧困――それでも「家族」に希望を見出すために。16人のシングルマザーたちは困難な状況をどのように生き抜いたのか。迫真のルポルタージュ。「妻は私に別れを告げ、まだ3歳の娘の手を引いて去っていった。私を父親にしてくれた妻と娘にはもちろん愛情はあった。ずっと一緒にいるのだと思っていた。けれど、実際、そうはならなかった」なぜ、彼女たちは「子どもを連れて、逃げ」たのだろうか。妻子に去られた著者は自らの過去を振り返りながら、女性たちの声に耳を傾け続ける。はたしてそれは彼の救済へとつながっているのだろうか。現代の家族と離婚の姿を立体的に描く。【子どもを元夫に会わせるのは、別れた後、幸せになるため】第1章:子どもを連れて家を出た第2章:会いたくない、会わせたくない第3章:家庭内別居という地獄……からの解放第4章:会わせたかった。だけど縁が切れてしまった第5章:離婚して、シングルになっても私は自由に生きる第6章:再婚すれば関係も変わる……第7章:「夫」との別れ、昔と今第8章:夫婦の別れと父子の別れは別現代の家族をどう考えるか――専門家にうかがう男女はなぜもめるのか? しばはし聡子さん(一般社団法人りむすび代表)仕事を減らしてでも子どもの面倒をみる覚悟はありますか 古賀礼子さん(弁護士)昭和の頃から行われていた共同養育 円より子さん(政治家・作家)