日本の教育現場で様々な変化が起きています。大学の入試改革、小中学校でのICT教育の導入、それに伴うアクティブラーニングやグループワークの積極的な導入など、かつての「問題とその答えありき」という枠組みにおさまらない変化です。このような時代、子どもたちは「答えなき問題に対して、自分なりに問題点を考え、他者とそれについて話し合いながら解決策を考えていく力」、つまり「論理思考」が求められます。本書は、その「論理思考」を、親が理解し、子どもたちに教えられるようになることを目指した一冊です。内容「上手な試行錯誤」と「伝える力」で、壁にぶつかっても乗り越えられる強さを身につける!親子でのばす「自分で考える力」。楽しくできるロジカルワーク付き!目次Prologue 正解のない時代を生き抜くための論理思考Part1 未知の問題から目をそらさない―仮説を構築する力―Part2 知らない問題を小さくして取り組む―分類・分解する力―Part3 成功・失敗から正しく学ぶ―論理の穴に気づく力―Part4 自分の考えをまわりに伝える―反論を予測する力―Part5 作業を改善しながらくり返していく―PDCAを回す―Epilogue 強く生きる力は一朝一夕では身につかない著者について【著者】苅野 進(かりの しん)東京大学文学部卒業。大学卒業後は、人事・経営戦略コンサルティング会社において社会人向けのロジカルシンキング講座などを担当。その経験から、単にビジネススキルとしてではなく、「社会性を支える基本能力」として、論理思考を早期に身につけさせる必要性を強く意識し、2004年4月、小学生向けのロジカルシンキング講座とそれに基づく主要科目の指導を行う学習塾ロジムを設立。現在に至る。著書に『ロジカルキッズワーク 入門編』『ロジカルキッズワーク 基礎編』(ともに学研プラス)、『10歳でもわかる問題解決の授業』(フォレスト出版)などがある。著者略歴苅野/進学習塾ロジム塾長兼代表取締役。東京大学文学部卒業後、経営コンサルティング会社を経て、2004年学習塾ロジムを設立。コンサルタント時代には、社会人向けのロジカルシンキングの研修、指導も担当。小学生から高校生を対象に論理的思考力・問題解決力をテーマにした講座を開講している