人はなぜ「樹海」に惹かれるのか。富士の裾野に広がる巨大な森林であり、都市伝説のイメージで覆われた秘奥の場所――「青木ヶ原樹海」。20年間にわたり総計で100回現場を訪れる第一人者がその真実に迫る。自殺の名所としてホラー・怪談好きには有名なスポットであり、ハリウッド映画の題材となり、またYoutubeの動画拡散事件により騒動が起きたことも記憶に新しい「樹海」。本書では、樹海の成立、歴史的背景から樹海に眠る廃墟、遺物、信仰、探索に必要な装備や向かい方などを網羅する。最前線から伝える、樹海ノンフィクション決定版。