あらすじ武蔵は伊織を連れて訪れた秩父の三峰神社で、十年来の恨みを抱く宍戸梅軒、祇園藤次、お甲に出くわした。だが、木曾の夢想権之助という予期せぬ味方の出現で、武蔵は難をのがれた。小次郎はその間、うまく立ち回り、細川家に仕官の道を得て、名も「巌流」と変え、武蔵との決戦のときを待っていた。