あらすじ泉鏡花は明治20年代後半から大正期にかけて、怪奇幻想趣味とロマンティシズムあふれる独自の文学世界をひらいた。この名作集1には、鏡花文学の出発点をなした初期の代表作「義血侠血」「夜行巡査」「外科室」、はじめて鏡花を読むのに最適と評される「化銀杏(ばけいちょう)」、中期の代表作「照葉狂言(てりはきょうげん)」「女客」「高野聖(こうやひじり)」までを収めた。