このままいけば東京オリンピックが開催される2020年には為替レートは1ドル=65円まで円高が進んでいる。これは政治的駆け引きのみならず、データでみても、これからドル安が進む可能性は非常に高い。長期的なドル指数の推移は、7年ごとに大きなトレンド転換が見られる。前回、ドル指数が大底を打ったのが2008年。そこからドル指数は上昇トレンドに移った。その7年目が2015年。ドル指数でみると、すでにドル安トレンドに転換している可能性が高い。果たして、東京オリンピックに向けて1ドル=65円時代が到来するなか、これから4年後の日本経済、投資相場はどう動くのか。本書では幅広い分野で活躍するエモリキャピタルマネジメントの江守哲氏が、2020年までのマーケット動向、世界経済の見通し、投資戦略について解説する。