金融業界、証券業界、ハリウッド業界はいうに及ばず最近のIT業界でも世界の名だたる企業の創立者は、その半分以上がユダヤ人である。Googleの創立者ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン、Facebookのマーク・ザッカーバーグ、Dellのマイケル・デル、Microsoftのスティーブ・バルマー、Intelのアンディー・グローブ……数えればきりがない。また、ノーベル賞受賞者の3割から4割はユダヤ人が占めている。なぜユダヤ人の知的生産力は群を抜いているのか。それはユダヤ人が「議論をして考える民族」だからである。さらにいえば、「なぜ?」「Why?」を徹底的に考えつくす民族なのである。そこで、本書では、日本人がひとりでもできる34のトレーニングを紹介する。ユダヤ人が幼い頃から例外なく読んできた「タルムード」を基に、ユダヤ人が普段行っている議論の一部を誌面上で再現する。ユダヤ式の「考えるトレーニング」を体験し、日々の思考トレーニングに取り入れてほしい。