あらすじミラノの謝肉祭で紹介された高貴なQ侯爵夫人に惹かれたカザノヴァは、二人の従姉妹とその恋人たちに、高価な衣裳をずたずたにして奇抜な格好をさせるなど、さまざまな手をつくしてQ夫人の気をひき、ついに目的を果たす。この巻の後半ではカザノヴァはロンドンに赴き、シャルピヨンという娘に手玉にとられ、とどのつまりは訴えられて入獄、ほうほうのていでイギリスを脱出する。