あらすじカトリーヌ・ド・メディシスは占い師から「三人の息子が王位につくが、三人とも子を残さずに死に、そのあと王朝の交替がおこって、アンリ・ド・ナヴァールが王位につくであろう」という予言を受けとり、手を替え品を替えてナヴァール王アンリを亡き者にしようと謀る。いっぽうマルゴはプロテスタントの騎士ラ・モールと激しい恋に落ちながら、夫アンリとは夫婦ならぬ「同盟」関係を維持して、政治的なバランスを保持しようと努力する。陰謀はさらなる陰謀を生み、宮廷絵巻は複雑に入り組んで一つの終演を迎える。