あらすじ「親分」「何だ八、また大変の売物でもあるのかい、鼻の孔が膨《ふく》らんでいるようだが」…平次とガラッ八のやりとりはいつも痛快。無法非情な暴君につかえる若侍の悲痛な武士魂を平次の十手がすくう「十手の道」ほか、「南蛮秘法箋」「結納の行方」「遺書の罪」の4編を収録。