全巻(1-24巻 完結)

人形佐七捕物帳 巻十一

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人形店の老舗(しにせ)山形屋の店先にあらわれた奥女中は、もう売れてしまった五体の五月人形をどうしても欲しがった。そして同じ作者の手になる人形で最後に残ったものが目の前で大工の女房に買われてしまったのを知ると、そのおかみのあとを追い、譲ってくれと談判したが断られる。だがその夕方、大工の女房は、人形がなくなっているのを知って、あくる日、佐七に相談に来た。そこへ飛び込んで来たのが辰と豆六、その通報によれば、別の人形店鱗形屋(うろこがたや)で五月人形が盗まれ、二人の盗賊のうちの一人が死んでいたという…佐七は思わずぎくっとした。この「武者人形の首」のほか、「春姿七福神」「血屋敷」「女虚無僧」「狸御殿」の5編を収録。
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人形佐七捕物帳の作品情報

あらすじ

人形店の老舗(しにせ)山形屋の店先にあらわれた奥女中は、もう売れてしまった五体の五月人形をどうしても欲しがった。そして同じ作者の手になる人形で最後に残ったものが目の前で大工の女房に買われてしまったのを知ると、そのおかみのあとを追い、譲ってくれと談判したが断られる。だがその夕方、大工の女房は、人形がなくなっているのを知って、あくる日、佐七に相談に来た。そこへ飛び込んで来たのが辰と豆六、その通報によれば、別の人形店鱗形屋(うろこがたや)で五月人形が盗まれ、二人の盗賊のうちの一人が死んでいたという…佐七は思わずぎくっとした。この「武者人形の首」のほか、「春姿七福神」「血屋敷」「女虚無僧」「狸御殿」の5編を収録。

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