あらすじ父の突然の死で爵位を失った麿緒。実業家の宗次郎と出会い、新たな道を歩み始めている。宗次郎は友人の延克と、洋食器店を始めることになった。併設する喫茶館には麿緒に任せたいと言われ、誇らしい気持ちになるが、突然延克の態度が一変する。なんと華族令嬢・久子と婚約し、事業を反故にすると通告してきたのだ。納得できない麿緒たちは、理由を探り始める――。