あらすじ新設の県立美術館。その開館式典で突然、爆発音が鳴り響き、狐面をつけた武装集団に建物を占拠されてしまう。運悪く館内に取り残されたのは、副知事と女子小学生、そして変人キャリア警視正の孔泉だった。犯人側の要求は現金十億と、ある展示品が盗作であることを公に認めること。孔泉たちは脱出の機会を図りつつ、県警と携帯で繋がることで連携して狐集団の正体を探る――。犯人グループの真の思惑とは何か? 緊迫の時限サスペンス×警察小説。『流警 傘見警部交番事件ファイル』に続く「流警シリーズ」第二作!