次世代のインターネットとして話題を集め、資金や人材が殺到しているWeb3だが、これについて正確な知識を持っている人は多くない。また分散型のWeb3がビッグテックへの富やデータの集中を防ぎ、ウェブの民主化を取り戻すと言う信奉者がいる一方で、ウェブ改革の高いハードルと投機などの問題を指摘する懐疑派も多い。本書では、インターネットの歴史を振り返り、Web3とは何か、企業にとってのWeb3はどんな意味を持つのか、Web3のデメリットとは何かを解説したうえで、Web3の今後について考察する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。