世界一のツンデレ愛好家を自負する俺は、気がつけば異世界の暗い森に埋まっていた。助けてくれた銀髪ツリ目美少女にお礼を言うと――「べ、別に、あんたのために助けたわけじゃないわ!」 これは・・・・・・ツンデレ構文! っていうか、俺の身体が杖になってる!? 至高のツンデレぶりを見せる彼女・ステラは聖女学園の生徒で、この聖法の杖(俺)の持ち主らしい。もう一生推すしかない! まずは人間に戻らなきゃ、と、この異世界を司る女神様のもとを訪ねたんだが――邪悪な魔女ステラを殺すのです――願いを叶えるためには推しを殺せって・・・・・・?? 素直になれない“推し”か、異世界の平和か。そんなの答えは決まってるだろ? ツンデレ少女とその杖(俺)の出会いが異世界の命運を左右する、禁断の学園ファンタジー開幕!