あらすじ差別感情を元にした「犯罪」がより過激化している。最前線の現場で取材を続ける記者が、在日コリアンを狙った2件の放火事件を始め、脅威を増すヘイトクライムがなぜ生まれるのか、社会背景を探る。更に関東大震災時のジェノサイドから現代のヘイトスピーチまで、連綿と続く「民族差別」の歴史から差別の構造を解き明かすルポ。【目次】まえがき第一章 ヘイトクライムの転換点――ウトロ放火事件第二章 連鎖するヘイトクライム――コリア国際学園放火事件第三章 脈々と続く差別という「暴力」第四章 一〇〇年前のジェノサイド――関東大震災時の虐殺第五章 ヘイトクライムの背景第六章 ヘイトクライムとどう向き合うか第七章 ヘイト解消への希望、共生あとがき主要参考文献一覧