【内容紹介】
秋田発で日本酒業界に新風を巻き起こした
5人の蔵元のグループ「NEXT5」その劇的な足跡を辿る!
それは、5人の帰郷から始まった──。
ゆきの美人=小林忠彦、白瀑(山本)=山本友文、福禄寿(一白水成)=渡邉康衛、新政=佐藤祐輔、春霞=栗林直章……
2010年4月、秋田の蔵元5人が「NEXT5」という名のグループを立ち上げた。
5人が同じ方向を向いて、酒造りを研究し、共同醸造酒を造る。
その活動は、やがて一つのブランドとなり、右肩下がりで苦境に直面していた多くの酒蔵に刺激を与えていく。
日本酒界を牽引するムーブメントを起こした蔵元集団の軌跡を追ったノンフィクション。
旨い酒、秋田にあります!
知力を結集し、郷土の酒を変えた5人の物語
【著者紹介】
[著]一志治夫(いっし・はるお)
1956年長野県松本市生まれ。東京都三鷹市育ち。講談社「現代」記者などを経て、ノンフィクション作家に。『狂気の左サイドバック』で第1回小学館ノンフィクション大賞受賞(新潮文庫収録)。主な著書に、『失われゆく鮨をもとめて』(新潮社)、『たったひとりのワールドカップ 三浦知良1700の闘い』(幻冬舎文庫)、『魂の森を行け 3000万本の木を植えた男』(新潮文庫)、『幸福な食堂車 九州新幹線のデザイナー水戸岡鋭治の「気」と「志」』(プレジデント社)、『旅する江戸前鮨 「すし匠」中澤圭二の挑戦』(文藝春秋)など多数。