“読書のすすめ”店主・清水克衛氏絶賛!
死ぬまで二十日間、あなたならどう生きる?
読めば何かが変わる、傑作ヒューマン小説。
鴨下虎太郎は大手化粧品会社に勤める32歳のサラリーマン。
自己啓発ビジネス書に感化された虎太郎は意気揚々と出社するが、突然の解雇を告げられる。
絶望に打ちひしがれるなか、追い打ちをかけるように殺し屋が現れ、いきなり死を宣告される。
命の猶予は20日間。
虎太郎は自分を殺したがっている依頼主を探し出すため、
これまでの人生で出会った人のなかで、自分を恨んでいそうな人たちに会いに行くのだが……。
【著者の言葉】
僕はこんな人のために『鴨か虎か』を書きました。
幸せになりたいと願っている人。
強く生きたいと思っている人。
他人の人生が羨ましくて仕方のない人。
自分だけツイテないと考えがちな人。弱気な自分を認めたくない人。
一度でも「死にたい…」と思ったことのある人。
そして、それらはすべて僕自身のことです──。
(著者/丸太たぼ吉)