ほとんど取材を受けない高倉健が認めた貴重なインタヴュー集。
日本を代表する映画俳優・高倉健。
「すみません」「お願いします」「ありがとう」
──寡黙で、礼儀正しく、思いやりに溢れる稀代の名優の言葉は、
日本人が忘れ去ってしまったものを思い出させてくれる。
健さん自身のセリフや演技への想いをはじめ、
『網走番外地』『昭和残侠伝』『八甲田山』『幸福の黄色いハンカチ』
『駅 STATION』『夜叉』『居酒屋兆治』『鉄道員 ぽっぽや』などの
多くの人が励まされ涙した名作の台詞分析など、知られざる事実が満載。
映画のワンシーンや、ほかでは見ることができないプライベート写真も掲載。
“このインタヴューは映画に関するものだけれど、彼がしゃべっているのは人間についてである”
(「まえがきに代えて」より)
健さんファンはもちろん、確かな言葉を求めるすべてのひとに薦められる1冊です。