【内容紹介】
胃もたれ、胃痛、下痢、メタボ、片頭痛、アトピー、糖尿病・・・
その不調、毎朝のパンが原因かもしれません!
勘違いしている人も多いのですが、パンは消化が悪い食べ物です。
肉や魚などのタンパク質よりも、炭水化物であるパンのほうが消化されにくいのです。
糖質の過剰摂取は、胃もたれや下痢といった胃腸の不調だけでなく、高血圧や糖尿病、心筋梗塞といった生活習慣病から、アレルギー疾患、がん、認知症まで、さまざまな病気の発症や悪化に影響します。
じつは著者自身も、胃腸科医でありながら10年前までは小麦中毒で、メタボでした。
しかし、糖質制限に出合い実践した結果、2カ月で10キロやせて、弱かった胃腸が健康になりました。
以降、自身のクリニックで、胃腸の不調を訴える患者さんたちに、「朝のパンをやめてみませんか?」と食事療法を提案しています。
その結果、炭水化物を減らした患者さんから、次々と体の変化が報告されました。
「パンをやめて胃もたれがなくなった」
「逆流感が少なくなった」
「下痢をすることがなくなった」
「明らかに体が軽くなった」
「痩せた」
「イライラすることが減った」
「喘息の発作がなくなった」
「偏頭痛がなくなった」
これまでに10万人の胃腸を診てきた消化器専門医が、パンが胃腸に悪い理由から、小麦や炭水化物が引き起こす病気、胃腸にいい食事&食習慣、糖質制限で正しくダイエットする方法、長生きするための食事術までやさしく解説。
誰でも始められる、健康寿命を延ばすための正しい食事術&食習慣を教えます!!
【著者紹介】
[著]福島正嗣(ふくしま・まさつぐ)
医療法人社団正令会みらい胃・大腸内視鏡クリニック 理事長兼院長。
1993年、聖マリアンナ医科大学卒業。東京女子医科大学消化器病センター外科に入局後、主に消化管および肝胆膵の悪性疾患の手術を担当。多摩南部地域病院、浩生会スズキ病院、東京女子医大八千代医療センター非常勤講師、上海医学中心内視鏡センター非常勤医師を経て、2017年に内視鏡検査専門のみらい胃・大腸内視鏡クリニックを設立、現在に至る。これまでに消化器外科手術2000件、胃内視鏡検査6万件、大腸内視鏡検査3万件の実績を誇る。現在も年間に胃内視鏡検査1600件、大腸内視鏡検査1400件をこなす。40歳から糖質制限を始めて肥満や脂質異常症を克服し、自身の体験もベースに多くの患者さんに薬以外の治療として食事指導を行なって成果を上げている。
[料理監修]高杉保美(たかすぎ・ほみ)
管理栄養士/ヘルスビューティーアドバイザー。
2011年に東京医療保健大学医療栄養学科を卒業。同年、ココカラファインに入社。業界最大手プライベートジムにて2000人以上に栄養指導。2017年に独立。2019年にはラグビー女子日本代表の管理栄養士を務める。
食事もお酒も楽しみながら、ゆるく健康的にやせられる「ずるやせダイエット」を提唱。
【目次抜粋】
はじめに 毎朝のパンが、あなたの寿命を縮めます
プロローグ メタボの胃腸科医だった私が、パンをやめたワケ
第1章 パンが体に悪いこれだけの理由
◆パンが胃腸に悪い理由
◆朝、パンを食べるとダメな理由
◆パンがダメでも、なかなかやめられない理由
第2章 誤解だらけの消化吸収のしくみ
第3章 最適な栄養バランスと糖質の話
第4章 小麦と炭水化物が引き起こす疾患
◆消化管の病気
◆消化管以外の疾患
第5章 胃腸にいい食事&食習慣
第6章 「和食はヘルシー」という誤解
第7章 糖質制限で正しくダイエットする
第8章 食事を変えれば長生きできる
おわりに