栄光の「荒ぶる」をもう一度!――四度の日本一に輝き、歴史に残る死闘を演じた「雪の早明戦」など、赤黒ジャージーのすべてが、いま甦る。早稲田ラグビーファン感涙の一冊。
●ゴールラインまで数十センチのところで耐えつづけ、そこから先に進ませない鉄壁の守備、ライン際ぎりぎりのところで飛び込む果敢なタックル。相手陣に入ったら、必ず得点するバックス陣。不利と予想されながらもはね返す強靱なチームワーク。
早稲田のいくところには奇跡があった。
早稲田ファンは、誰もが奇跡が起こることを望んで、秩父宮ラグビー場や国立競技場へと足を運んだ。
そして、幾度も信じがたい勝利を目にした。
いま、誰もがあの強い早稲田が再び戻ってくることを信じている。
日本一を達成したときの栄光のラグビー部歌「荒ぶる」を、もう一度歌いたいと……。
●感動の名勝負13番
・16年ぶり4回めの日本一に輝く
・絶妙なパントキックで逆転勝利
・シーソーゲームを制した早稲田の「走力」
・重量フォワードをセブンエース戦法で粉砕
・攻めをはね返す「アタッキル」が勝負へ導いた
・連敗脱出のきっかけとなった執念の一戦
・歴史に残る激闘「雪の早明戦」
・ショートライン戦法で日体大に挑む
・勝利を実現させた“大西魔術”
・初出場組が切り開いた勝利への道
・法政に大学王座を許した痛恨のミス
・プレーミス続出の早稲田らしからぬ試合展開
・敗戦から学んだ重量フォワード対策