ここは高級レストランの厨房──
絶叫はだめ。指を噛んで堪えなくちゃ。
私はジェイクのガールフレンドだけれど、彼の“所有物”でもある。
クローゼットは彼好みのぴらぴらした面積の小さい服で埋め尽くされ、
下着をつけずに外出して、お巡りさんの前で後ろを向いて屈まさせられたり、
パーティでいやらしそうなおじさんを挑発させられたりするの。
ジェイクは、ほかの男が私に欲情するのを見るのが大好きだから……。
ある夜、私たちはジェイクの友人が経営する高級レストランに行った。
ところが、まだ料理が運ばれてもいないうちにジェイクに仕事の電話がかかってきて、
私は置いてきぼりに。仕方なくひとりで美味しい料理をいただいたのだけれど、
携帯もお財布も持っていないことを思い出したのは、すっかり平らげてしまったあと!
慌てて謝る私に、要求された“支払い”は――。