※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。コンピュータ前史ライプニッツからチューリングに至る数理論理学の系譜は,コンピュータの理論的バックボーンを形成しAIの登場までも予見している。代数の記号表現を通じて人間の思考の範囲すべてを包括するような記号体系の構築に献身したロジシャンたちの苦闘を,時代背景を取り込みながら解説する。さらに本書を構成する7人のロジシャンたちを,豊富なエピソードをもとにその人となりを描写する。 また,本文に取り込むと冗長になりすぎる数学的解説は,原註に取り込むことで半独立的な構成としている。 比較的平易に書かれているので,コンピュータロジックの成り立ちに関心のある高校生以上の読者や,人工知能のロジックの成り立ちに関心のある読者にも必携の書である。