「弱すぎる重力」はなぜ、宇宙を支配する力になりえたのか?
【ブルーバックスを代表する人気企画、「からくり」シリーズ最新刊!】
「質量」と「重さ」の違いとは?
素朴な問いから「物理学最大の難問」まで一気読み!
自然界を支配する4つの力の中で、最も身近で最弱の力。
この宇宙に現在の構造をもたらした最大の貢献者でありながら、なぜか「標準模型」に含まれない異端児。
そして、その発生源である質量が重力を生み出す理由は不明のまま──。
「ニュートンが考えた重力」と「アインシュタインが考えた重力」はどう違う?
「重力と加速度が等しい」とはどういうことか?
「見えない質量」=ダークマターを見る方法は?
万有引力のふしぎを徹底的に解き明かす!
【もくじ】
第1章 「質量」と「重さ」のからくり
第2章 「万有引力」のからくり
第3章 「質量保存の法則」とエネルギーのからくり
第4章 「見えない力」のからくり
第5章 「見えない質量」のからくり
第6章 重力のからくり
【著者紹介】
山田克哉(やまだ・かつや)
1940年生まれ。東京電機大学工学部電子工学科卒業。米国テネシー大学工学部原子力工学科大学院修士課程(原子炉理論)、同大学理学部物理学科大学院博士課程(理論物理学)修了。Ph.D.。セントラル・アーカンソー大学物理学科助教授、カリフォルニア州立大学ドミンゲツヒル校物理学科助教授、ロサンゼルス・ピアース大学物理学科教授を歴任。アメリカ物理学会会員。主な著書に『E=mc2のからくり』『時空のからくり』『真空のからくり』『原子爆弾』『光と電気のからくり』『量子力学のからくり』(いずれも講談社ブルーバックス)などがある。
「読者に必ず理解してもらう」意欲にあふれた熱い筆運びで、ブルーバックスを代表する人気著者の一人。1999年には、講談社科学出版賞を受賞した。