今月号の総力特集は、「沈む国・浮かぶ国」である。「ねじれ議会」を生んだ中間選挙を終えたばかりの米国。根深い国内の対立を抱え、欧州全体に混乱を招く英国。著名人が相次いで失踪する中国に、日を追うごとに対日政策が「雑」になる韓国――。果たして世界はどこへ向かっているのか、各国の「いま」を捉え、「未来」を探る。なかでも、「憲法改正で日本の『意志』を世界に示せ」と力強く指摘する櫻井よしこ氏と百地章氏の対談は必見だ。巻頭インタビューには、前大阪市長・橋下徹氏が登場。安倍首相とトランプ大統領の政治手法を分析しつつ、現在の野党の問題点を喝破する。特別対談では湯崎英彦広島県知事と大竹文雄教授が、災害避難において行政が果たすべき役割を語り合う。異常気象がわが国を襲ういまこそ読んでいただきたい。