壮年期の入り口にいる人たちが、人生に遭遇する問題を解くのに役立つヒントをカウンセリング心理学の観点から提示してみようと試みたのが本書です。 1.育児 2.夫婦の結婚生活 3.社交・世間づきあい 4.父母との関係 5.自己実現 これらは、青年期とは異なり、三十代の大人の問題として考えられます。しかし、どのように受け止めたらよいか、その基本方針が定まらないことが、三十代の既婚者のストレスの原因だと著者は考察しています。これらの五大問題を中心に、ハウツーの提言ではなく、プリンシプル(原則)を考える内容となっています。