総力特集は「米中対決」。アメリカのトランプ大統領は2017年1月、国際法を無視した中国の南シナ海における人工島建設・領有を「阻止する」と吠えた。米中互いに一歩も引かないとすれば、この地域で軍事衝突が起こる可能性がある。はたしてトランプ大統領の強硬姿勢は本気なのか。佐伯啓思先生がグローバリズムの観点から、矢板明夫先生が政権の動静から、アメリカと中国の行方を論じる。さらに福島香織先生が台湾海峡危機の再来を懸念し、北村淳先生が軍事衝突の可能性を大胆予測。特集は「韓国よ、どこへ行く?」。2015年の日韓合意を溝に捨てるかのような慰安婦像の放置を行なう国に、展望はあるのだろうか。屋山太郎先生、長谷川慶太郎先生、渡邉哲也先生が事態の本質を鋭く指摘する。巻頭インタビューは憂国の数学者・藤原正彦先生による「読書絶対論」。「本を読まない日本人」の末路に警鐘を鳴らす。