創業1884年(明治17年)、日本に現存する最古の中国料理の名店である聘珍樓で2010年よりスタートした「季節の薬膳セミナー」は予約が取れないほど人気の講座となっています。日々の暮らしの中にもっと「薬食同源」の知恵を取り入れてもらいたいという著者たちの思いから、本書では、薬膳セミナーでの内容をもとに、家庭でも手に入れやすい食材を使った薬膳メニューを提案します。主な内容は、薬膳のスーパーフード/聘珍樓の薬膳茶/薬膳茶のデザート/こんなときの薬膳ドリンク/季節の薬膳/醤で日々の薬膳/薬膳酒/聘珍樓STORY/Column香港薬膳事情 香港では、当たり前のように薬膳の知恵が家庭にも浸透しており、体の調子に合わせて、生薬などを取り入れたスープを毎朝作る人が多いのだとか。ジューススタンドならぬスープスタンドがあり、自分の症状に合った一杯のスープを飲むこともできるそう。本書では、手軽なお茶やスープも多数紹介していますので、まずは手軽な薬膳レシピで「薬食同源」を体感してみませんか。