IT革命によって、ビジネスの世界ではスピーディーな意思決定が必要とされる大競争時代を迎えている。また、SOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)のように、職住混在の生活形態も増えつつある。一方で大競争によるストレスが増大するなか、健康管理や癒し(ヒーリング)が重要視されるようになってきている。食生活はその狭間で、手早くつくることが必要とされる一方で、自然指向で健康的な食事が望まれるようになってきた。この双方の条件を満たすにはどうすればいいか――「手間をかけずにおいしく料理をつくること」は、家事の永遠のテーマかもしれない。本書では、古くて新しいこのテーマについて「裏ワザ」というキーワードで迫っている。おばあちゃんやお母さんが発明した、いい意味での「手抜き」の知恵を多数収録しており、スピーディーでおいしく栄養価の高い料理をつくるためのヒントが満載。独身、共働き家庭には必携の一冊だ。