例えば「色をなす」「色を失う」のように、あらためてその意味をたずねられると答えに窮したり、「世間ずれ」のように意味を取り違えて覚えていたり、本来の使い方とは逆の意味で使っている言葉があるものです。また、「げきをとばす」の「檄」を「激」と漢字を間違えたり、「汚名」は「返上」するものなのに、「汚名挽回」などと誤って使っていることもあるのではないでしょうか。本書では、“意味・使い方を間違いやすい言葉”“常識として知っておきたい言葉”“語源が面白い言葉”など、日常的によく目にする480の慣用句、熟語、故事成語を取り上げ、人前で恥を書かないために正しい意味と使い方を紹介しました。併せて、時代と共に意味や使い方が変わった日本語や、ちょっと気の利いた表現、美しい言い回しなども多数とりあげています。ビジネスの世界で役立つだけでなく、日本語の奥深さを再認識させてくれる、これだけ知っていれば安心!の日本語ハンドブック。