先行きの目処が立たない日本の経済状況。そのおかげで私たちは、自分たちの心の奥に押しやってきた本当の思い、自らの本質の声にようやく耳を傾けることができるようになった。忙しいだけの人生、あるいは楽しさを追いかけまわすような人生、何の交流もない家族でありながら、お互いに不干渉でつつがないように見せている毎日。そんな日常から、自らがもう一度、人間としての生き方の原点に立ち寄り、今日から再出発をしようとしたなら、いつも私たちは新たな人生を始めることができるのだ。思うようにありのままに生きる指針を説いた書。