長谷川さんは成績優秀容姿端麗、寡黙でクールだが男女問わず人望もある美少女。片や僕は不良のストレス発散に隠れて殴られている弱い存在だ。
一見何の接点もないような僕達はみんなに内緒で付き合っている。長谷川さんは気にしないとは言ってくれるが、弱い僕と付き合っているのがバレてしまうと迷惑を掛けてしまうから…
日頃のストレスを癒やすかのようにお互いのカラダを貪り快楽に身を委ねる。ある日、どうして僕と付き合ってくれているのかを聞いてみる。
「それは、君の優しさは私しか知らないから」初めて二人が出会った日のことを思い出す彼女。「でも優しすぎるところが少し不安だけど…」と続ける彼女もまた胸にある感情を抱えていた。