話力をつけたいという強い気持ちがあれば、だれでも話し上手になれる!本書では、60年近く話の研究、指導に携っている著者が、いつでも、どこでも、だれとでも、平均的な話力を発揮するための条件や原則について解説しています。「下手な人ほど下手な話をくり返すこと」「話す内容を多くもつように努力しよう」「話の効果は人間関係がベースになる」「時間の順序で話す」「ひとことで言ったら何かを考える」「聴き方のマナーを守る」など、基本的な話のコツはもちろん、姿勢、表情、見だしなみ、聴くときの心構えまで、「これなら、自分にも話せる」という知恵が満載です。話力は、その人の「人間としての成熟度合」をそのまま表していると言っても過言ではありません。その場しのぎのテクニックではなく、対話の重要性を理解することから始まり、人格的な深みや広さ、他人を受け入れる力、適切な判断力など、総合的な人間力を高めて話力を磨くための一冊。