ユーロ圏で不穏な経済状況が続いている。これは世界大恐慌の始まりなのか? 長引く不況から抜け出せず財政破綻も懸念される日本。経済がよくないのに、なぜ超円高なのか?…… いまや経済問題を理解するポイントは連鎖。世界の経済は国境を越え、瞬く間に相互に影響を及ぼし合う。グローバル時代のヒト・モノ・カネの流れと相互連関をつかむことが、世界経済を理解する鍵なのである。本書は、この複雑に絡み合った世界経済を地図やグラフによる可視化で、一目でわかるよう解説した本。世界経済が欧米から再びアジア中心になりつつある様子、食糧・エネルギー・資源で繰り広げられる熾烈な各国間競争、超円高のしくみ、そしてきわめつけは世界の主要国の盛衰。常識として知っておきたい経済知識が短時間ですっきり頭に入る。日頃の素朴な疑問もこれで解決するはず。現代を知り、明日を見通すためにうってつけの本!