日本史にその名を残す有名人たちには、実はあまり触れてほしくないゴシップや意外な事件があったりする。当時、もし週刊誌があったら、間違いなく「スクープ!」になったであろうこれらのネタを、それこそ週刊誌の特ダネ調に紹介したのが本書。たとえば、「西郷隆盛の未亡人が銅像を前に衝撃の告白『夫はあんな顔ではなかった』」「強面でならす新撰組局長・近藤勇、実は下戸で甘党!?」「また当たった!? 聖徳太子の大予言」「勝海舟夫人が最期に見せたしっぺ返し 女遊びにかまけた夫に三行半」「医学の世界的権威・野口英世 小説の人物と同じ名前は嫌だと改名」「東郷平八郎談『あのフンドシだけは捨ててもらいたかった』」「阿部定の出所後を大追跡!」などなど。教科書では決して教えてくれないこれらのネタは、有名人たちの人間臭い一面を教えてくれる。歴史をより身近に、また面白くしてくれる一冊である。