人間はいくら歳を取っても、心と体を使い続けることで若い状態を維持できる。
その一方で、高齢者になればなるほど「使わないときの衰え」は早くなり、「健康のため」と称する無理なダイエットや節制が、老化のスピードを加速させてしまう――。
すなわち、「がまん」ばかりの消極的な生活を送ってはいけないのである。
実際の統計でも、体型が太めのほうが、やせ型の人より6~8年も長生きするデータがある。
これは、前者のほうが栄養状態がよく免疫機能が高かったり、うつ病になりにくいためだと想定されている。
本書は、最新の老年精神医学の知見をもとに、「人は感情から老化する」「やせても長生きできない」「日本人はもっと肉を食べてもいい」「血圧も血糖値も下げすぎのほうが怖い」「スポーツが健康的とは限らない」など、食事から運動、お金の使い方まで、アンチエイジングの“新常識”をやさしく解説。
いつまでも若々しさを保つ生き方の秘訣とは?