糖尿病、認知症、ガン・・・・・・少食こそが病気を防ぎ、健康寿命を延ばす! お金もかからず、準備も不要。現在、多くの人は1日3回食事を摂っているだろう。しかし本来、人類は飢餓で絶滅しないために少食で生き残れるよう進化してきた。つまり、飽食は人類にとって「未知との遭遇」なのだ。当然、過食に対する進化は未発達で肥満になりやすいため、糖尿病やガン、高脂血症などの病気を引き寄せてしまう。本書では、40年以上、食べ過ぎに警鐘を鳴らしてきた医師が、筋肉の衰えが顕著になる65歳以上の読者を対象に、無理なく実践でき、健康寿命を延ばす「空腹健康法」を指南する。少食や過食、肉食に不安や疑問を抱くシニアに信頼できるアドバイスを伝授。 〈目次〉第1章 65歳なのに1食抜いても大丈夫? 空腹の時間を作る重要性/少食で寿命が延びる/TV界の大御所たちは「1日1食」だった!/日本で増えているガンは食事が原因? 第2章 シニアの食事の量は多い? 少ない? 食べないと排泄現象が盛んになる/持病があっても少食生活はできるのか/認知症に「空腹」が効く! 第3章 シニアこそ食事の質にこだわろう 長寿地域のシニアが食べているもの/日本人が長く食べてきたものは腸に合っている/悪玉菌の害 第4章 健康習慣を取り入れてさらに元気に 自分が自分の主治医になる/水分は摂れば摂るほど体によいか/「健康」という強迫観念に振り回されない/使わない機能は衰える 健康を保つための基本は、「よく体を動かし、入浴もゆっくりし、ハラマキを着用して陽性食品を中心にしっかり、かんで食べ、体を温めること」「1日のうち数回、最低1回は空腹の時間を作ること」が、サプリや健康器具なしでも簡単にできる「健康法」だと私は確信しています。(本文より)