中国の伝統医学では、人の体は食べたものからつくられ、養われると考えられています。自然の食材にはさまざまな効能があり、適切に摂取することで健康の維持、増進につながるという考えから発展したのが「薬膳」です。本書で紹介する「養生酒」は、「薬膳」の知識に基づいて果物や木の実などの食材を選び、お酒につけることによって長持ちさせるとともに、薬効成分を引き出します。 ●通年漬けられる素材として レモン酒・キウイ酒・ミニトマト酒 ●旬の素材として いちご酒・梅酒・みかん酒・きんかん酒 ●乾物素材として くるみ酒・赤クコの実酒・松の実酒、緑茶酒、コーヒー酒 など、30種を紹介。飲むだけではなく、肉や魚料理の風味を引き出したり、デザートの味に深みを出したりするアレンジ法なども紹介。自分の体質や季節に合わせて、体の不調の改善や予防に役立ててください。