「あごを出す」「足を洗う」「腕が上がる」「顔が広い」・・・・・・。「あご」と「出す」、「足」と「洗う」は、どれもふだんよく使う簡単な言葉。こうした身近な言葉を組み合わせて特別な意味で使うのが慣用句。「あごを出す」はひどくつかれてしまうこと、「足を洗う」は今までのよくない行いをやめること、です。言葉自体は簡単ですが、意味を知らないと誤解したり、誤用したりすることがあります。本書は、ふだんの生活の中でよく使われる慣用句を厳選し、五十音順に収録したものです。「意味」でそれぞれの慣用句の意味をわかりやすく解説し、「使い方」でその慣用句を使った文章(用例)を紹介しています。用例は、家族同士の会話や学校での友だちとのやりとりを題材にしています。親しみやすいとともに、どんな場面で使う慣用句なのかが、よくわかります。また、大きなイラストで、慣用句の意味を一目で理解できるようになっています。日本語が面白くなる一冊。