昔の夜は真っ暗で、ろうそくや油の明かりだけがたより。おばけやゆうれいはとってもこわいものだったでしょうね。でも、落語に出てくるおばけ、ゆうれいは、ちょっと変わっています。夜はこわいからと昼間に出たがったり、毎ばん出るのは疲れるので手抜きを考えたり。ゆうれいは美人が多いからと、おばけじゃなくてゆうれいにしてほしいと、えんま様にお願いしたり・・・・・・。茶目っ気があって、子どもっぽいところがあります。生きているわたしたちと同じような、人間くささももっています。本書ではそんなおばけ、ゆうれいが登場する落語、小ばなしを紹介。友だちと演じられる落語コント、落語まんざいも収録。 落語(音読用)・・・・・・おばけ長屋、ばけもの使い/小ばなし・・・・・・ゆうれいの命、もらっとけ/落語まんざい・・・・・・なぞなぞ/落語コント・・・・・・夜はこわい、えんまのさばき/落語(りん読用)・・・・・・夜中にのびる首/落語(落語げき用)・・・・・・ゆうれい皿屋しき 以上9話収録。