あらすじ海舟が33歳で幕府に見出されたのは、「幕末動乱」という時代の要請でもあった。海軍の育成に情熱を傾けながら、倒幕のうねりに期した、海舟の心底を描く。海舟は日本を何処に導こうとしたのか!? 【中巻目次】●第五章 天命の予感――窮境の中、兵術・蘭学練成のとき ●第六章 群星かがやく――長崎海軍伝習所に集う逸材たち ●第七章 開明への船出――咸臨丸渡米と攘夷の嵐 ●第八章 虚しい奔走――神戸海軍操練所にかけた夢 ●第九章 回天の地鳴り――宮島談判から鳥羽伏見の戦