決断を下して方向性を定めるというのは、リーダーシップが最も発揮される場面の一つ。しかし、限られた時間と情報の中でいかに正しい判断を下すのか。正解がない今の時代、何が正しいかは誰にも分からない。時間軸によっても、成功か失敗か変わってくる。つまり「スピード」と「質」とのバランスが大切。ほどほどの正しさをよしとして、前に進めてPDCAを回すのが得策。ぐずぐずしている間に状況は変化してしまうし、判断のための前提条件も変化してしまう恐れがある。日本人は合意をよしとして一人で決断しない気質があるが、トレーニングによって判断の質を上げることが可能。グローバル・ビジネスの現場では、具体的にどうやってこのコンピテンシーを伸ばすべきか。【課題を定義する】【情報や選択肢を絞る】【状況に応じた対応を選択する】【グループ内の統一見解に一石を投じる】【考え過ぎをやめて行動に移す】といった観点から、事例とともに解説。