あらすじ現状を分析することは大切ですが、それだけではそれ以上の成長や発展を望めません。未来を構想すること、つまり戦略的に思考することが、グローバルで活躍するリーダーにとって必要不可欠なスキルです。戦略的思考とは、明確な意図と目的をもった行動によって将来を見通し、計画を立て、前進していくこと。戦略とはトップが立てるものと思うのではなく、ビジネス環境が激変する時代には、現場のリーダー一人ひとりが先を読み、業務を遂行することが必須になります。だとすれば、このスキルを、例えば交渉の場面など、日常的な現場にも応用しない手はありません。今回は、交渉などの場で根拠やデータを示すことに加え、想定できる将来のメリットを相手にイメージさせ、相手を説得したり、通りにくかった提案を通したりする際にも、きわめて有効なことをアドバイスします。